芸術と文化
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長崎・浦上天主堂、原爆で失われた鐘の復元を祝福
被爆から80年を迎える長崎の浦上天主堂で、原爆で破壊された鐘の代わりとなる新しい鐘が祝福され、平和への祈りを込めて再び鳴り響くことになりました。
長崎・浦上天主堂、原爆で失われた鐘の復元を祝福
長崎に投下された原子爆弾の後、浦上天主堂は被爆の記憶と平和の象徴として再建されました。/ 写真: AP
2025年7月18日

長崎市にある浦上天主堂は、日本最大級のカトリック教会で、正式名称は「日本二十六聖人殉教者聖堂」です。

最初の教会は19世紀末に建てられましたが、現在の建物は1925年に完成しました。

1945年8月9日、長崎に原爆が投下され、爆心地から約500メートルに位置する浦上天主堂は壊滅的な被害を受けました。この爆撃により、多くの信者も命を落としました。

浦上天主堂では、原爆で失われた二つの鐘のうち最後の一つが修復され、新たに設置されました。この新しい鐘は「St. Kateri Bell of Hope(希望の聖カテリ鐘)」と名付けられ、長崎大司教の中村倫明(なかむら みちあき)司教によって7月17日に祝福されました。

AP通信によると、7月17日に行われたこの式典には、100人を超える信者や参加者が集まりました。

この鐘は、8月9日の原爆記念日に教会内に初めて取り付けられる予定です。

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