政治
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1986年少女殺害 再審で無罪
1986年の殺人事件をめぐる再審で、被告の男性に無罪判決が下されました。
1986年少女殺害 再審で無罪
1986年の殺人事件をめぐる再審で、被告の前川彰司さんに無罪判決が下されました。/ 写真: 毎日新聞 / User Upload
2025年7月18日

1986年に福井市で起きた女子中学生殺害事件の再審で、名古屋高等裁判所金沢支部は7月18日、当時有罪とされた前川彰司さん(60)に無罪を言い渡した。

共同通信によると、裁判所は過去の証言に警察の誘導があった可能性を認め、証言の信用性に疑いがあると判断しました。

また、物的証拠がなかったことも考慮されたということです。

朝日新聞によれば、前川さんは1987年に逮捕され、1990年に福井地裁で無罪となったものの、控訴審で有罪となり、1995年に刑が確定していました。

今回の再審では、新たな証拠は提出されなかったものの、裁判所は「合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました(時事通信)。

日本経済新聞によると、この判決は、戦後に殺人事件の再審で無罪が認められた19件目にあたります。

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