2025年6月10日
ロイター通信は、地元通信社APAの情報として、オーストリア・グラーツ市の学校で発生した襲撃により、容疑者を含む少なくとも10人が死亡し、数人が負傷したと報じました。
オーストリア警察は火曜日、Xでの投稿で、この学校銃撃事件の実行犯も死亡したと明らかにしました。
オーストリア国営放送ORFによると、負傷者の中には生徒や教師も含まれており、数人が重傷を負っています。
オーストリアのクリスティアン・シュトッカー首相は火曜日の声明で、グラーツの学校で発生した銃撃事件を「国家的悲劇」と呼び、子どもを亡くした家族に哀悼の意を表しました。
シュトッカー首相は、「グラーツの学校で発生した襲撃事件は、我が国全体を深く揺るがす国家的悲劇です」と述べました。また、「今、私たち全員――オーストリア全体――が感じている痛みと悲しみに対して、言葉もありません」とも付け加えました。
警察によると、ドライエアシュッツェンガッセという通りで作戦が行われており、その通りには中等学校がありますが、詳細についてのコメントは控えられました。
グラーツ警察は火曜日の朝、学校での通報を受けて多数の部隊を出動させ、発砲音が聞こえたと発表しました。
警察の報道官サブリ・ヨルグン氏によると、午前10時に通報があり、特殊部隊を含む警察官が現場の高校に派遣されました。現在、当局は現場の状況把握を進めているということです。
グラーツはオーストリア南東部に位置する同国第2の都市で、人口は約30万人です。