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ベネズエラは米国からの送還移民を受け入れなければならないとトランプ特使が発言
トランプ政権は、マドゥロ政権に対し遵守するよう求め、従わなかった場合の影響について警告しました。
ベネズエラは米国からの送還移民を受け入れなければならないとトランプ特使が発言
トランプ大統領は、ニコラス・マドゥロ氏が米国に流入したすべてのベネズエラ人犯罪者とギャングメンバーを明確かつ無条件で引き取ることを期待している」とマウリシオ・クラバー=カローネ氏は述べました。 / 写真:ロイター・アーカイブ / Reuters
2025年2月2日

米国のドナルド・トランプ大統領は、特使をベネズエラに派遣し、同国の指導者ニコラス・マドゥロ氏に対し、送還されたベネズエラ人を無条件で受け入れるよう求め、従わなければ制裁を科す可能性があると警告しました。

トランプ氏の側近であり、特別任務の特使を務めるリチャード・グレネル氏は、金曜日にカラカスを訪れ、強硬姿勢を打ち出す新政権の下でマドゥロ氏と会談しました。

「トランプ大統領は、ニコラス・マドゥロ氏が米国に流入したすべてのベネズエラ人犯罪者やギャングメンバーを、明確かつ無条件で引き取ることを期待している」と、米国のラテンアメリカ担当特使であるマウリシオ・クラバー=カローネ氏は述べました。

また、グレネル氏は「米国人の人質は直ちに、明確かつ無条件で解放されなければならない」とも要求したと伝えられています。

「私がこの電話で伝えたいのはただ一つ、ベネズエラのマドゥロ政権が特使リック・グレネル氏の要求を受け入れ、彼の提案に耳を傾けることです。従わなければ、最終的にその結果が伴うことになります」とクラバー=カローネ氏は記者団に語りました。

一方、ベネズエラのフレディ・ナニェス通信相は、マドゥロ氏がグレネル氏との会談に応じたことをTelegramで確認しましたが、ベネズエラ側は合意には至らないとの見解を示しました。

この会談は、トランプ政権の二期目が始まって以来、敵対的と見なしている政府との初めての公式な接触の一つとなる可能性があります。

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