2025年4月7日
中国は4月10日から米国製品の輸入に対し34%の追加関税を適用すると発表しました。これは米国が中国製品に高率の新規関税を課したことに対する対抗措置です。
中国財務省は金曜日、「米国原産のすべての輸入品に対し、現行関税率に追加で34%の関税を課す」と正式に表明しました。
また、中国商務省は、磁気共鳴画像法に使用されるガドリニウムや電子機器に使われるイットリウムなど7種類のレアアース元素に対して輸出規制を実施する予定です。
さらに、中国は米国の関税措置について世界貿易機関(WTO)に提訴する方針も明らかにしました。
中国の報復関税発表を受け、原油価格は5%以上急落しました。
トランプ米大統領は今週、世界中からの輸入品に10%の関税を導入するとともに、主要貿易相手国に対して追加で高率関税を適用し、世界規模の貿易戦争を引き起こす危険性を作り出しました。
トランプ氏は、最大の貿易相手国の一つである中国に対して、既存の関税に加えて特に厳しい34%の追加関税を導入します。
中国は迅速に「権利と利益を守るための対抗措置」を講じると誓いました。