2025年5月31日
トルコ初の浮体式天然ガス生産プラットフォーム「オスマン・ガージ」が、5月31日(土)、トルコ北部・黒海沿岸のゾングルダク県フィリョス港に到着しました。
この巨大なプラットフォームは、イスタンブールのドルマバフチェ宮殿の大統領執務室から5月29日、イスタンブール征服572周年に合わせて行われた式典の中で出航し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領やエネルギー・天然資源大臣たちが出席しました。プラットフォームはその後、イスタンブール海峡を通過しました。
プラットフォームの最大処理能力は1日あたり1050万立方メートル、輸送能力は1000万立方メートルで、これにより黒海での天然ガス生産量は倍増し、1日あたり2000万立方メートルに達する見通しです。
このプラットフォームは、トルコ国内のおよそ800万世帯の天然ガス需要をまかなうと見込まれており、今後20年間にわたり現地で稼働する予定です。
全長298.5メートル、幅56メートル、深さ29.5メートルのこのプラットフォームには、最大140人の乗員が滞在可能で、2026年半ばまでに稼働を開始する見通しです。