2025年3月22日
ギリシャ当局は、観光地ロドス島の国営都市計画局に勤務する管理職5人と職員を逮捕し、職務怠慢、贈収賄、文書偽造などの容疑で20人以上を起訴したと警察が木曜日に発表しました。
この事件は、昨年12月以降に発覚した2件目の汚職スキャンダルであり、建設許可の発行をめぐる贈収賄に関与したとして公務員が告発されています。これは、長年の経済的苦境と国際的な金融支援を受けてきたギリシャにとって大きな問題となっています。
公共部門の腐敗認識を測定するトランスペアレンシー・インターナショナルは、ギリシャをユーロ圏内で最下位から2番目、マルタの上にランク付けしています。
ギリシャ警察の捜査は、市民からの通報を受けて開始され、都市計画局の職員が関連業務に対して最大10万ユーロの賄賂を要求していたことが発覚しました。
現金と金
警察によると、グループのリーダー格とみられる建築士や土木技師を含む計7人が逮捕されました。
拘束された者の自宅からは、60万ユーロ(約65万ドル)以上と77枚のイギリス金貨(1枚あたり数百ユーロ相当)が押収され、その中には2人の上級管理職も含まれていたと警察当局は発表しました。
昨年12月には、ギリシャ北部で元市長や地方都市計画局の管理職を含む21人が同様の容疑で逮捕されました。
彼らは違法建築に関する許可証や測量図の発行を迅速化する見返りとして賄賂を受け取ったとされています。