2025年3月5日
スーダン南部の村々で準軍事組織が3日間にわたり襲撃を行い、女性や子どもを含む200人以上が殺害されたと、戦況を監視する弁護士団体が火曜日に発表しました。
スーダン軍(SAF)と2年近くにわたり戦闘を続けている準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が、ホワイトナイル州のアル・カダリス村およびアル・ケルワット村で「軍の存在しない地域に住む非武装の市民を襲撃した」と、権利侵害を記録する団体「緊急弁護士(Emergency Lawyers)」が火曜日に発表しました。
同団体によりますと、RSFはこの攻撃の際に「処刑、誘拐、強制失踪、財産の略奪」などを行い、土曜日以降、多くの負傷者や行方不明者が出ているということです。
スーダンでは、2023年4月以降、アブデル・ファッターフ・アル・ブルハン陸軍総司令官率いる政府軍と、元副司令官であるRSF指導者モハメド・ハムダン・ダグロ氏の勢力が激しい戦闘を続けています。
また、この戦争により数万人が死亡し、1,200万人以上が避難を余儀なくされ、国際救済委員会(IRC) はこれを「史上最大の人道的危機」と位置付けています。