2025年2月3日
トルコの防衛企業ロケツァンが開発したトルコ初の国産短距離弾道ミサイルシステム「タイフン」が、第3回目の試射に成功しました。
ロケツァンは月曜日、トルコ北東部のリゼ・アルトヴィン空港で、協定世界時(GMT)午前9時37分(現地時間午後12時37分)に試射を実施しました。
過去の試射は、2022年10月と2023年5月に同空港で行われ、2回目の試射を経て2023年5月に量産が開始されたと、防衛専門メディア「ディフェンス・トルコ」は報じています。
トルコの防衛大手ロケツァンが開発した「タイフン」は、国内ミサイルの中で最も長い射程を有しています。
深部標的の攻撃を目的として設計されたこのミサイルシステムは、通常280キロ(170マイル)、最大800キロ(500マイル)の射程を有し、破片効果を強化した弾頭を搭載しています。
また、極超音速で巡航するため、敵の防空システムの影響を受けず、高い精度で付随被害を最小限に抑えることが可能で、ジャミング対策機能も備えているとロケツァンは説明しています。