2025年6月17日
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランへの攻撃により「中東の姿を変えている」と述べ、これがイラン国内において「根本的な変化」をもたらす可能性があると指摘しました。
ネタニヤフ首相は月曜日の記者会見で、イスラエルによるイランの核関連および軍事目標への攻撃について説明し、「我々は中東の姿を変えており、それはイラン国内における根本的な変化につながる可能性がある」と述べました。
数十年にわたる敵対関係と長期的な影の戦争を経て、イスラエルは金曜日、イラン各地の標的に対して奇襲的な空爆を開始しました。
これに対しイランはイスラエルに対して複数回にわたりミサイルを発射して報復し、地域紛争の拡大が懸念されています。
ネタニヤフ首相はさらに、「参謀長3人、空軍司令官、情報部門のトップ2人を含む、イランの安全保障指導部を排除した」と述べました。
「我々は彼らを一人ずつ排除し続けている」とも強調しました。
彼は、イスラエルが「核開発計画の排除、弾道ミサイル製造能力の排除、そしてテロの枢軸の排除という三つの主要な目的を追求している」と述べ、これは中東におけるイラン支援の武装勢力を指していると説明しました。
また、「これらの目標を達成するために必要なことは行い、米国とも十分に連携している」と語りました。
ネタニヤフ首相は、イラン国民の政権に対する認識が変化していると主張しました。
「政権は想定よりも弱いと国民が認識し始めており、それが結果をもたらす可能性がある」と述べました。
イラン当局によると、これまでのイスラエルによる攻撃で、軍の幹部や核科学者、市民を含む少なくとも224人が死亡しています。
一方、イスラエル首相官邸は、金曜日以降のイランの攻撃により24人が死亡したと発表しています。