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日本政府、外国人をめぐる懸念に対応する新組織を発足
政府の発表によると、この組織は、外国人による犯罪や観光公害(オーバーツーリズム)などの問題に対応するため、府省庁横断の「司令塔」としての役割を果たすとされています。
日本政府、外国人をめぐる懸念に対応する新組織を発足
「ルールを守らない人には厳しく対処し、外国人を取り巻く現状に合わなくなった制度は見直す必要があります」と石破茂首相は述べました。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年7月15日

「ルールを守らない人には厳しく対処し、外国人を取り巻く現状に合わなくなった制度は見直す必要があります」と石破茂首相は官邸での発足式で述べました。

日本は火曜日、近年急増している外国人に関する市民の不安を和らげるための新たな行政組織を設置しました。外国人政策が日曜日の総選挙で重要な争点となる中での対応です。

石破茂首相率いる自民党は6月、「外国人との秩序ある共生社会」の実現に向けた提言をまとめ、その一環として、外国人による運転免許の切り替えや不動産購入に関する要件を厳格化する措置も盛り込まれました。

厳しい移民法で知られる日本は、減少し高齢化する労働力を補うために、これらの政策を段階的に緩和してきました。この変化を受けて、2023年には国内の外国人の数が約380万人に達し、過去最高を記録しました。ただし、これは全人口のわずか3%にとどまっています。

新組織が7月の国政選挙を前に設置されたことは注目されています。

日本では長年にわたり出生率が低く、高齢化が深刻な課題となっています。これにより労働力が減少し、経済に悪影響を及ぼしています。

こうした状況を受けて、日本政府は日本政府は人手不足を解消するために外国人労働者の受け入れを段階的に拡大しています。しかし、移民政策は依然として厳格かつ管理された形で運用されており、外国人に対する社会の不安や議論が続いています。

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