世界中
3分読む
米国務長官と中国外交トップ、マレーシアで初の対面会談へ
トランプ氏による関税強化の圧力と同盟国への防衛費増要求が高まる中、今回がマルコ・ルビオ国務長官にとって初のアジア訪問となります。
米国務長官と中国外交トップ、マレーシアで初の対面会談へ
ルビオ国務長官は、2025年7月10日にクアラルンプールで開催された第58回ASEAN外相会議の期間中、記者会見に臨みました。/写真:ロイター / Reuters
2025年7月11日

米国のマルコ・ルビオ国務長官と中国の王毅外相は、通商や防衛などをめぐる緊張が高まる中、金曜日にマレーシアで初の対面会談を行う予定です。

ワシントン・ポスト紙によりますと、この会談はクアラルンプールで開催されている東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に合わせて行われます。

米国も中国もASEANの加盟国ではないものの、両国は東南アジア諸国への働きかけを強めており、多くの国は依然としてどちらの側にもつかないよう慎重な姿勢を保っています。

国務省が公表したスケジュールによると、ルビオ長官と王外相の会談は金曜日の午後遅くに行われる予定です。

ルビオ氏は木曜日、ウクライナでの戦争におけるロシアへの中国の支援について、王氏との会談で議論する意向を示しました。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した直後、ルビオ国務長官は「中国は明らかにロシアの取り組みを支持している。彼らは、見つからない範囲でできる限り支援しようとしていると思う」と述べました。

共和党の上院議員として14年間、対中強硬派として知られてきたルビオ氏は、2020年に中国政府から制裁対象に指定され、現在もそのリストに含まれています。国務長官に就任した直後の今年1月には、王毅外相と電話会談を行ったのが最後の接触でした。

TRT Globalを先行チェック!ご意見をお聞かせください!
Contact us