月曜日、バングラデシュ空軍の航空機が首都ダッカの大学と学校の敷地に墜落し、27人が死亡しました。そのうち少なくとも25人は子どもでした。
以下は、事故の概要です。
墜落はどのようにして起きたのか?
この戦闘機は午後1時6分(日本時間午後4時6分)、ダッカのクルミトラ空軍基地を離陸し、通常訓練のための飛行に入りました。しかし、その直後に機械的な故障が発生しました。
パイロットは民間人の被害と建物への損傷を避けようと、人口密集地を回避するよう機体を誘導しましたが、最終的に建物に墜落しました。
墜落現場はどこだったのか?
墜落した戦闘機が衝突したのは、ダッカのディアバリ地区にあるミルストーン・スクール・アンド・カレッジの2階建ての校舎でした。この場所は空軍基地からおよそ10キロの距離にあります。
現場の映像には、建物の側面にめり込んだ機体の残骸が映し出され、鉄製の格子が壊れ、建物に大きな穴が空いている様子が確認されました。
何人が死亡したのか?
少なくとも27人の遺体が、25人の子ども、1人の教師、そして戦闘機のパイロットを含め、がれきの中から引き出されました。
また、100人以上の子どもと15人の大人が負傷し、そのうち78人がやけどの治療のため入院しています。
事故に関与した航空機は何か?
事故に関与した航空機は、ジェーンズ・インフォメーション・グループによると、中国の成都製J-7/F-7戦闘機ファミリーの最終型であり、最も進化したバージョンであるF-7戦闘機です。
バングラデシュは2011年にこの機種16機の契約を結び、2013年までに納入を完了しました。
当局はどのように対応したのか?
バングラデシュ空軍は事故原因を調査するため、高官による調査委員会を設置しました。
さらに、国の暫定政府の長であるムハンマド・ユヌス氏も、原因究明に向けて『あらゆる必要な措置を講じる』と約束しています。
政府は被害を受けた人々に対し、全面的な支援を提供していると発表しています。