2025年4月4日
イタリアの野党「五つ星運動」の党首は木曜日、ガザへの攻撃を理由に、イスラエルに対する包括的な武器禁輸を実施するよう呼びかけました。
ジュゼッペ・コンテ氏はXに、「24時間で100人以上が死亡。2週間で300人以上の子どもが亡くなりました」と投稿し、イスラエルの攻撃が医療施設や住宅を引き続き標的にしていると述べました。
また、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政府による残虐な行為に対して、イタリアとヨーロッパが沈黙を続けていると批判しました。
コンテ氏は、欧州議会の姿勢について「懸念を示すだけで、全く意味がない」と批判しました。
2018年から2021年まで首相を務めた60歳の政治家は、「イスラエルには全面的な武器禁輸を行い、政府関係者やその支持者には厳しい経済的・外交的制裁を科すべきです」と述べました。
また、北部イタリアのミラノでは、ガザでのパレスチナ人記者の殺害に抗議するため、数百人がデモを行いました。
2023年10月以降のイスラエルによる攻撃で、ガザでは5万500人以上のパレスチナ人が死亡し、その多くが女性と子どもでした。
国際刑事裁判所(ICC)は昨年11月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と前国防相ヨアブ・ガラント氏に対し、ガザでの戦争犯罪と人道に対する罪の容疑で逮捕状を出しました。
また、イスラエルはガザ地区での戦争をめぐり、国際司法裁判所(ICJ)でのジェノサイド訴訟にも直面しています。