2025年7月11日
PKKのテロ組織のメンバーは、金曜日にイラクのスレイマニヤ県で武装解除を開始しました。これは、「テロのないトルコ」の実現を目指すアンカラの取り組みにおいて重要な進展となります。
トルコの治安部隊による継続的かつ効果的な対テロ作戦の結果、PKKは今年5月に解散と武装解除を宣言し、数十年にわたるテロとの闘いにおける大きな節目となりました。
一方で、トルコ政府は対テロ戦争を外交の場にも拡大しています。
特にヨーロッパや中東における国際的なパートナーへの長年にわたる粘り強い働きかけが、成果を上げています。
PKKが外国の首都で自由に活動し、資金洗浄や政治的な名目を利用した資金調達を行う能力は、大幅に低下しました。トルコの地政学的影響力が高まる中で、国際社会はその懸念をこれまで以上に真剣に受け止めるようになっています。
アンカラは、経済的なつながり、エネルギー外交、地域パートナーシップを通じて、国外におけるPKKの支援ネットワークを徐々に断ち切ってきました。
エルドアン大統領率いる公正発展党(AK党)の報道官は、水曜日の夜、武器の引き渡しが数か月以内に完了する見通しであると述べました。
放送局NTVのインタビューで、オメール・チェリク氏は、トルコの情報機関と軍の担当者で構成される検証チームが武装解除の過程を監視すると説明しました。
「(イラクでの)武装解除の過程は3〜5か月以内に完了する必要があります。これを超えると、挑発に対して脆弱になります」とチェリク氏は述べました。
トルコは40年以上にわたりPKKと戦っており、PKKは民間人やトルコの治安部隊に対する攻撃で4万人以上を殺害しています。