トルコ有数の観光地である風光明媚なカッパドキアが、このたび権威あるミシュランガイドに新たに加わり、同国で料理の優秀さが認められた最新の地域となりました。
トルコのメフメト・ヌリ・エルソイ文化・観光相は、この発表を「誇らしい瞬間」と称え、世界の美食分野におけるトルコの存在感の高まりを強調しました。
「カッパドキアは、中央アナトリアの伝統的な料理文化を受け継ぐ地域であり、ミシュランガイド2026年版に掲載されることになりました」とエルソイ氏は述べました。「トルコが美食観光の分野で前進していることを示す成果です」と語っています。
文化観光省の発表によると、ミシュランガイドのインターナショナル・ディレクターであるグウェンダル・プーレネック氏は、カッパドキアが持つ文化的および料理の多様性が、調査員に強い印象を残したと述べました。
「カッパドキアの料理文化は、その風景と深く結びついています」とプーレネック氏は語りました。「この地のシェフたちは、地元の食材や農業の慣習を料理の中心に据えています。私たちは旅行者に、カッパドキアを訪れる新たな理由を提供したいと考えています。それは、この地域の素晴らしい食文化を体験してもらうことです」と述べています。
カッパドキアは、トルコ中部に位置する歴史ある地域であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。奇岩群(フェアリーチムニー)や岩をくり抜いて作られた住居や教会、そして朝焼けの中での熱気球ツアーなどで有名です。さらに、タンドールで調理された肉料理、土鍋の煮込み、発酵食品の風味、地域特有のメゼなど、多彩な食文化でも知られています。
カッパドキアにおけるミシュランガイドの初のレストラン選出結果は、12月4日にイスタンブールのフォーシーズンズ・ホテル・ボスポラスで開催される式典にて発表される予定です。この式典では、イスタンブール、エーゲ海沿岸のイズミル、南西部の沿岸地域であるムーラの選出結果も併せて紹介されます。