中国政府は金曜日、米国との貿易協定の詳細を明らかにし、米国が「制限措置を解除する」一方で、中国側は輸出管理対象品目の「審査・承認」を行うと発表しました。
中国商務省の報道官は声明で、「米中双方が歩み寄ることが望まれる」と述べました。
ホワイトハウスは木曜日、米中両国が米国向けのレアアース輸出の迅速化を含む複数の課題について合意に達したと発表しました。
5月にジュネーブで行われた協議の結果、両国は互いの製品に対する報復関税を一時的に引き下げることで合意しました。
また、中国は一部の非関税報復措置の緩和にも応じましたが、米国当局はその後、中国が協定に違反し、レアアースの輸出許可の承認を意図的に遅らせていると非難しました。
今月ロンドンで行われた協議を経て、米中両国はジュネーブ合意を前進させるための枠組みに最終的に合意しました。
ホワイトハウスの高官はAFP通信に対し、トランプ政権と中国がジュネーブ合意の実施に向けた新たな枠組みに合意したと明らかにしました。
この発言は、トランプ大統領があるイベントで「中国との貿易に関する合意に署名した」と述べたものの、詳細を明かさなかったことを受けての説明です。
中国政府も金曜日、合意が成立したことを確認しました。
中国商務省の報道官は、「ロンドンでの協議を経て、双方のチームは緊密な意思疎通を維持してきました」と述べました。
報道官はさらに、関係当局の承認を受けて最近、両国が枠組みの詳細を再確認したと述べ、中国は要件を満たす輸出管理品目について、法律に従って審査・承認を進めると明らかにしました。
また、「米国側はこれに対応する形で、中国に対する一連の制限措置を撤廃する」としています。
同氏は、6月5日の首脳会談で示された共通認識と要請を踏まえ、「米国が中国と協力することを望む」と述べたと、サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じています。