ガザ戦争
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ガザのジャーナリスト死者数232人に、イスラエルの報道機関への攻撃続く
パレスチナのフォトジャーナリスト、アダム・アブ・ハルビド氏がガザ市で死亡しました。現地のメディア局は、報道関係者を標的にしているとして、イスラエルとその西側同盟国を非難しています。
ガザのジャーナリスト死者数232人に、イスラエルの報道機関への攻撃続く
イスラエルによるガザでの殺戮により、これまでに5万9,500人以上のパレスチナ人が死亡しており、その多くは女性と子どもです。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年7月25日

ガザ地区の政府メディア局によると、2023年10月7日に始まったイスラエルによるジェノサイド戦争以降、ガザで死亡したジャーナリストの数は232人に上ったということです。

声明の中で同局は、「ジャーナリストのアダム・アブ・ハルビド氏の死亡を受けて、ガザ地区に対するジェノサイド戦争の開始以来、殉職した報道関係者の数は232人に達しました」と発表しました。

複数のメディアで活動していたフォトジャーナリストのアダム・アブ・ハルビド氏が、ガザ市を標的としたイスラエルの空爆で死亡しました。

アナドル通信が報じた医療関係者の情報によると、アブ・ハルビド氏は親族3人とともに、アル・ヤルムーク市場付近のテントがイスラエルのヘリコプター攻撃を受けた際に命を落としたということです。

また、同氏の妻と子どもたちもこの攻撃で負傷しました。

ガザの政府メディア局は、イスラエルによる「ジャーナリストを体系的に標的とする行為」を強く非難し、国際的および地域のメディア機関に対して声を上げるよう呼びかけました。

声明では、「これらの凶悪かつ残虐な犯罪に対し、イスラエル占領当局、米国政権、そして英国・ドイツ・フランスなど、ジェノサイドに加担している国々に全面的な責任があると考える」と述べられています。

イスラエルによるガザでの殺戮により、これまでに5万9,500人以上のパレスチナ人が死亡しており、その多くは女性と子どもです。

今回の攻撃により、ガザ地区のインフラは壊滅的な被害を受け、医療体制は崩壊し、深刻な飢餓が広がっています。

国際刑事裁判所(ICC)は昨年11月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と前国防相ヨアヴ・ガラント氏に対し、戦争犯罪および人道に対する罪の容疑で逮捕状を出しました。

また、イスラエルはこの戦争をめぐり、国際司法裁判所(ICJ)でジェノサイドの訴訟にも直面しています。

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