2025年7月24日
タイとカンボジアの軍によると、両国の係争中の国境地帯で武力衝突が発生しました。数週間にわたって緊張が高まる中、両国は互いに先に発砲したと非難し合っています。
タイ軍は木曜日未明に発表した声明の中で、カンボジア軍が係争地であるタ・モアン・トム遺跡付近で発砲したと主張しています。また、カンボジア側が重火器を装備した部隊を派遣する前に、偵察用ドローンを飛ばしていたとも述べています。
カンボジア国防省の報道官は、タイ軍による一方的な侵入があったと述べ、カンボジア側は自衛のために応戦したと説明しています。
今回の衝突は、タイが水曜日にカンボジア駐在大使を召還し、バンコクに駐在するカンボジア大使の追放を発表した後に発生しました。これは、係争地で1週間のうちに2人目のタイ兵士が地雷で手足を失ったことを受けた対応だとしています。
タイは、この地域に最近地雷が設置されたと主張していますが、カンボジア側はこれを根拠のない主張だと否定しています。
カンボジアには数十年前の内戦の影響で、今なお多数の地雷が残されており、その数は数百万個に上ると地雷除去団体は見ています。