2025年7月11日
日本政府は、中国軍戦闘機による日本の情報収集機への危険な異常接近が繰り返されているとして、ただちにこのような行為を中止するよう中国側に強く求めました。
日本防衛省によると、中国のJH-7戦闘爆撃機が水曜と木曜にかけて、航空自衛隊のYS-11EBに約30メートルまで接近したとのことです。
この事案は日本の領空外、東シナ海上空で発生したとされています。
中国側は今回の事案について、直ちにコメントを出していません。
一方で中国側は、日本の偵察機が自国の航空機に過度に接近し、中国の軍事活動を監視しているとして、不満を表明したことがあり、日本に対し、このような行動を自制するよう呼びかけていました。
日本外務省は木曜夜の発表で、船越健裕外務次官が呉江浩駐日中国大使に向けて、偶発的な衝突を招きかねないとして深刻な懸念を伝えたことを明らかにしました。