トルコはウクライナへの平和維持部隊派遣を行わないと、防衛省の当局者が木曜日に述べ、戦後の安全保障におけるアンカラの役割に関する憶測を否定しました。
防衛省当局者は記者会見で、「トルコがウクライナに平和維持部隊を派遣するという主張については、まだ具体的な根拠のない予測に基づいて評価することは適切でも正確でもありません」と述べました。
当局者は、トルコが紛争終結に向けたすべての真摯な取り組みを支持していることを強調する一方で、時期尚早な推測には注意を促しました。「トルコは地域の平和と安定を促進する国であり、これらの目標達成を目指すあらゆる取り組みに積極的に貢献しています」と述べました。
さらに、「しかし、ロシアとウクライナの間では、まず停戦が達成される必要があり、その後、明確な権限を持つ任務の枠組みを決定し、各国の貢献の範囲を明確にする必要があります」と説明しました。
シリアの防衛ニーズに向けた技術視察を計画
防衛省はまた、シリアの防衛ニーズを評価し、ダマスカスとの共同ロードマップを策定するため、トルコがシリアへの技術視察を計画していることを発表しました。
8月13日に署名された共同訓練・コンサルティングに関する覚書は、訓練、コンサルティング、技術支援を通じてシリアの防衛能力を強化するとともに、シリア軍の再編を進めることを目的としています。
協力はすでに進行中で、シリアの訓練部門の長官がトルコ国防大学を訪問したほか、シリアの要請に基づく追跡訓練活動も行われています。
当局者は、シリアの安定が「地域の平和にとって極めて重要」であると述べ、「一国一軍」の原則への支持を強調しました。
トルコ・日本防衛対話
別途、ヤシャル・ギュレル国防大臣は今週アンカラで日本の中谷元防衛大臣と会談しました。
会談では、二国間防衛協力の強化、地域の安定、そして防衛産業分野でのパートナーシップ拡大が議題となりました。
防衛省は、この意見交換が「誠実かつ建設的な雰囲気」で行われたと述べ、トルコと日本の友好関係は「歴史的なつながりと相互尊重に根ざしており」、軍事関係の深化と新たな協力の道を開くことが期待されると付け加えました。