2025年8月14日
新たに発表された政府報告書によると、過去12か月間にオンライン上でサイバー犯罪の被害に遭ったオーストラリア人はほぼ半数に上ることが分かりました。オンライン上の嫌がらせ、個人情報の盗用、マルウェア、詐欺などが最も一般的な問題として挙げられています。
この報告書は、オーストラリア犯罪学研究所が1万人以上のインターネット利用者を対象に実施した調査に基づきまとめられたもので、回答者の47.4%が過去12か月間にサイバー犯罪の被害を受けたと答えたと、オーストラリア放送協会(ABC)が報じています。
回答者の約27%がオンライン上での嫌がらせやハラスメントの被害を受けたと答え、マルウェア被害は20.6%、個人情報の犯罪や不正利用は21.9%となりました。
また、回答者のほぼ3分の2、63.9%は生涯において少なくとも1回はサイバー犯罪の被害を受けたと答えています。
過去1年間に報告された詐欺やスキャムの中で最も多かったのは、被害者が偽の販売者や詐欺的なオンラインショップから商品やサービスを購入しようとした際に、金銭を支払ったり、個人情報を提供したりしたケースです。
調査によると、2024年には回答者の50.7%がオンラインの安全なアカウントで異なるパスワードを使用していると答え、2023年の53.2%から減少しました。
さらに、2024年の回答者では、オンライン上の嫌がらせやハラスメント、マルウェア、詐欺やスキャムの被害が前回調査よりも減少していることが分かりました。報告書では、データ漏えいも大幅に減少したと指摘されています。