2025年8月7日
米国のドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、早ければ来週にも首脳会談を行う可能性があると、クレムリンが木曜日に明らかにしました。
この会談が実現すれば、現職の米ロ大統領による会談は、2021年6月にスイス・ジュネーブでジョー・バイデン大統領とプーチン大統領が会談して以来、初めてとなります。今回の動きは、トランプ氏がロシアによるウクライナへの軍事攻撃の終結を仲介しようとする中でのものです。
ロシア国営通信によると、クレムリンの補佐官ユーリー・ウシャコフ氏は「米国側の提案により、今後数日のうちに米ロ首脳会談を開催することで原則合意に達しました」と述べました。
ウシャコフ氏はさらに、「現在、米国の関係者とともに詳細の調整を開始しています。来週が目標日として設定されています」と述べました。
また、会談の開催地については「原則として合意に達しています」としながらも、具体的な場所については明らかにしませんでした。
この発表は、米国の特使スティーブ・ウィトコフ氏がモスクワでプーチン大統領と会談した翌日に行われました。
ウシャコフ氏によると、ウィトコフ氏はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を交えた三者会談を提案しましたが、ロシア側はこれに対して特に反応を示しませんでした。「ロシア側はこの提案について、一切コメントを控えました」と同氏は述べました。