2025年8月18日
ミャンマーの選挙委員会は、同国で12月28日に総選挙が実施されると発表したと、国営メディアが伝えています。
国営放送MRTVによると、「複数政党制による民主的な総選挙」は今年12月28日(日)に行われる予定で、連邦選挙委員会の通達を引用しています。
仏教徒が多数を占める東南アジアの同国では、2020年11月に前回の総選挙が実施され、国民民主連盟(NLD)が勝利しましたが、2021年2月に軍事クーデターで政権から追われました。
総選挙実施の発表は、先月軍政が総選挙の監督を担う委員会を設置し、事実上、非常事態統治の終了を示唆した後に行われました。
また、国軍トップのミン・アウン・フライン上級大将は、自らを大統領代行に任命しました。
2021年の軍事クーデターでNLD率いる民選政府が追放され、同国は4年以上にわたり非常事態統治に置かれてきましたが、その後大統領代行に任命されていたウー・ミンスエ氏は、今月初めに74歳で死去しました。
ウー・ミンスエ氏の病状を理由に、ミン・アウン・フライン上級大将は先月、選挙監督委員会を設置した際、自らを大統領と宣言しました。