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道頓堀火災で消防士2名死亡 過去の安全指摘も改善されず
火災は午前9時50分頃に始まり、5階建てと7階建ての建物が焼失しました。
道頓堀火災で消防士2名死亡 過去の安全指摘も改善されず
2025年1月18日、大阪中心部の道頓堀地区で、有名な「グリコのネオン看板」の前を行き交う人々の様子/ C-behind撮影、リチャード・A・ブルックス/AFP
2025年8月19日

2025年8月18日、大阪市中央区・道頓堀で大規模な火災が発生しました。この事故で、消防士2名が殉職し、4名が負傷しました。火災は午前9時50分ごろに発生し、5階建てと7階建ての建物が全焼しました。

火災の概要と被害状況

火災はおよそ100平方メートルに広がり、5階建てと7階建ての2つの建物が被害を受けました。消火には65台の消防車と1機のヘリコプターが動員され、約9時間後に鎮火しました。

亡くなったのは浪速消防署に所属する55歳の森高志さんと22歳の友光成さんで、6階で倒れているのが発見され、病院で死亡が確認されました。

過去の消防法違反と未解決の問題

消防の報告によると、現場の2棟のビルでは、2023年6月の立ち入り検査で、自動火災報知器が一部未設置であったり、年に2回以上実施が求められる避難訓練が行われていなかったりと、計6項目の法令違反が確認されました。

大阪府警察と消防局は、火災の原因を調査中であり、再発防止策として、特に多層階建ての複合用途ビルの安全対策の強化が求められています。

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