2025年9月4日
トルコの科学者フルカン・ドレク氏が1週間以上行方不明となっていましたが、ニューヨーク州のバッファロー連邦収容センターに収容されていることがトルコの外交当局により確認されました。
ドレク氏の姉エスラ・ドレク・ジョシュクン氏は、所在の確認に協力したトルコ外務省およびニューヨーク総領事館の支援に感謝の意を示したと、アナドル通信が木曜日に報じました。
コシュクン氏によると、兄は収容施設に移送されたものの、裁判の日程はまだ決まっていません。
「電話で話すことができ、元気そうな声でした」と述べ、家族として最優先するのはトルコへの早期帰国の実現だと強調しました。
また、在ニューヨーク総領事館が事態の推移を注視し、家族に情報を伝えているということです。
「研究機関での労働搾取や不正」
米国のビザが取り消されたと伝えられているドレク氏は、カナダに向けた抗議の徒歩移動を試みた後、拘束されました。
8月27日付の最後のLinkedIn投稿では、「マセナから歩いてきて、今はアクウェサスネにいます。疲れ果て、脚は焼けつくように痛み、水ぶくれもできましたが、ここまで来られたことに感謝しています」と記しています。
ドレク氏は以前、LinkedInで研究機関における労働搾取や不正行為を告発しており、弱い立場の研究者は保護されず、内部告発者には報復が行われると主張していました。
また、正式な苦情を提出した後に処罰を受け、解雇されたと述べています。
情報源:TRT World and Agencies