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文科省、子ども自殺防止へ新指針を発表 学校と医療の連携を強化
新指針によって、学校と医療機関が連携しやすくなり、子どもたちの命を守る取り組みが強化されることが期待されています。
文科省、子ども自殺防止へ新指針を発表 学校と医療の連携を強化
厚生労働省が警察庁の統計をもとにまとめたところ、2024年に自殺した小中高生は529人にのぼり、前年より16人増加しました。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年8月26日

2025年8月26日、文部科学省は、増加傾向にある児童生徒の自殺を防ぐため、学校と医療機関の連携を強化する新たな指針を発表しました。

近年、いじめや精神的な負担などが背景となり、子どもたちの自殺が深刻な社会問題となっています。厚生労働省が警察庁の統計をもとにまとめたところ、2024年に自殺した小中高生は529人にのぼり、前年より16人増加しました。この数は、1980年の統計開始以降で最多となっています。

新指針では、学校が児童生徒の異変を早期に察知し、必要に応じて医療機関につなぐ手順を明確化しました。また、情報共有の際にはプライバシーを十分に保護しながら、迅速かつ適切に対応することが求められています。

文部科学省は、2026年度までに全国の学校で新指針を周知徹底し、子どもたちの心のケア体制を一層充実させる考えです。今回の取り組みは、児童生徒の自殺防止に向けた重要な一歩となることが期待されています。

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