トルコ
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トルコと米国の外相、ウクライナ和平交渉について協議
フィダン外相とルビオ国務次官による電話会談は、イスタンブールで行われた最新のロシア・ウクライナ和平交渉の後に行われ、捕虜交換やその他の地域問題に焦点が当てられました。
トルコと米国の外相、ウクライナ和平交渉について協議
フィダン外相とルビオ国務長官の電話会談は、トルコがイスタンブールでロシアとウクライナの代表団による第2回目の和平交渉を主催した後に行われました。/ 写真: ロイター / Reuters
2025年6月4日

外交筋によると、トルコのハカン・フィダン外相と米国のマルコ・ルビオ国務長官は電話会談を行い、ウクライナ戦争の終結に向けた外交的取り組みの進展に加え、シリアおよびガザにおける最近の情勢について協議しました。

この会談は、トルコがイスタンブールでロシアとウクライナの代表団による第2回目の和平交渉を主催した翌日の火曜日に行われました。

ロシアとウクライナは、若年兵や重傷者など最も脆弱な捕虜を対象とした新たな捕虜交換で合意し、両国の戦死者6,000人の遺体をそれぞれ返還することを約束しました。

地域全体にわたる対話

フィダン外相とルビオ国務長官はウクライナ問題に加え、ガザで深刻化する人道危機や、シリアにおける不安定な情勢についても意見を交わしました。

詳細は明らかにされていませんが、トルコ側はこの対話を「建設的かつ継続的なもの」と表現しています。

月曜日に開催された首脳会談は、5月16日の初回会合に続くイスタンブールでの2回目の調停の試みとなりました。停戦には至っていないものの、捕虜交換と戦死者遺体の返還は、敵対行為の緩和に向けた小さくとも意義のある一歩と専門家は見ています。

トルコはウクライナとロシアの双方と外交関係を維持しながら、紛争の仲介役を担っており、米国もウクライナへの軍事・外交支援を続ける一方で、人道支援や対話を目的とした取り組みを支持しています。

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