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小泉農林水産大臣、韓国・坡州(パジュ)の水田を視察
韓国は近年、稲作におけるスマート農業技術の導入を加速させており、ドローンやセンサーを用いた水田管理が普及しつつあります。
小泉農林水産大臣、韓国・坡州(パジュ)の水田を視察
小泉農林水産大臣は神奈川の備蓄米倉庫を視察し、報道陣に対して話しています。/ 写真: ロイター / Reuters
16時間前

8月10日(日曜日)、日本の小泉農林水産大臣は、ソウル近郊のパジュにある水田を視察しました。現地のコメ農家から、市場価格の動向と、猛暑や害虫への対応策について詳しく説明を受けました。

小泉大臣は記者団に対し、日本国内のコメ価格がこの1年間でおよそ2倍に上昇し、韓国をはじめとする海外からの輸入量が急増している現状について触れ、「こうした動きが日本の農家に懸念を与えている」と述べました。

日本経済新聞は、政府が備蓄米を市場に放出することや、国内での生産体制を強化する方向へ政策を転換することで、市場の安定化を図る考えを示しましたと伝えています。 

統計によると、今年1月から6月までに日本へ輸出された韓国産コメは過去最高の416トンに達し、これは2012年の年間記録の26倍にあたります。

関税が課されているにもかかわらず、韓国産コメは国産品とほぼ同等の価格で販売可能となっていることが、この増加の背景にあります。

現在、小泉大臣は3日間の日程で韓国を訪問しており、APEC(アジア太平洋経済協力)の食料安全保障担当大臣会合に出席しています。

会合の合間には米国農務省の幹部と会談し、ブルック・ローリンズ農務長官の来日および自身の訪米に向けた準備を進めることで合意しました。

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