アジア
3分読む
北京、フィリピンに対し警告 「台湾問題への干渉を控え、火遊びを避けるよう要求」
マルコス・ジュニア大統領が、中国と米国の間で台湾をめぐる紛争が起きた場合、自国は傍観者でいられないと述べたことを受けて、北京は反応しました。
北京、フィリピンに対し警告 「台湾問題への干渉を控え、火遊びを避けるよう要求」
2025年6月16日(月)、北京の建物を背景に中国国旗がはためいています。/ 写真: AP / AP
2025年8月8日

中国は金曜日、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領に対し、台湾に関する最近の発言について「火遊びをするな」と警告しました。

中国外交部は声明で、世界において中国は一つであり、台湾は中国の不可分の一部であると強調しました。

「我々はフィリピンに対し、一つの中国原則と中比国交樹立に関するコミュニケの精神を誠実に遵守し、中国の核心的利益に関わる問題で火遊びを控えるよう強く求める」と同省は述べました。

中国が反応を示したのは、フィリピンの大統領が、地理的条件や台湾に住むフィリピン人の存在を理由に、中国と米国の間で台湾をめぐる紛争が発生した場合、マニラは傍観者ではいられないと述べたことを受けたものです。

マルコス大統領はインド訪問中のインタビューで、台湾海峡での紛争は直ちに人道問題となり、自国は国民の避難のためにあらゆる資源を動員せざるを得なくなると述べました。

中国外交部は、台湾問題は中国の国内問題であり、「他国が干渉すべきではない」と強調しました。

「台湾問題の解決は中国国民自身の問題であり、他国の干渉を許さない」と述べました。

北京は、フィリピンの指導者たちが自国は一貫して一つの中国政策を堅持していると中国に明確に伝えたものの、現在フィリピンはその約束を反故にし、「結果を顧みず誤った挑発的な言動を続けている」と述べました。

また、中国外交部と中国駐マニラ大使館は、この問題について正式な抗議を行いました。

TRT Globalを先行チェック!ご意見をお聞かせください!
Contact us