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終戦の日に靖国神社を参拝 閣僚・国会議員の戦没者追悼と国内外の波紋
靖国神社への参拝は国内外で議論を呼び、戦争の記憶と向き合う姿勢が問われています。
終戦の日に靖国神社を参拝 閣僚・国会議員の戦没者追悼と国内外の波紋
靖国神社は、東京千代田区にある神社で、日本の戦没者を祀る神社です。 / 写真: AP
2025年8月15日

2025年8月15日、日本は第二次世界大戦の終戦から80周年を迎え、東京・靖国神社で戦没者を追悼するために多くの政治家が参拝しました。この日、小泉農林水産相が靖国神社を訪れ、戦没者に敬意を表しました。小泉氏は「国のために命を捧げたすべての人々に敬意を表することが重要だ」と述べました。

ロイター通信は、前経済安全保障担当大臣高市早苗氏や元経済安保相の小林氏も参拝し、靖国神社を訪れた政治家の中には、右翼的な立場を取る「日本第一党」の議員88人も含まれていると報じています。

一方、石破茂氏は、靖国神社への参拝は控え、代わりに自民党総裁として玉串料を奉納し、天皇徳仁陛下とともに東京で行われた戦没者追悼式にも出席されました。

靖国神社への参拝は、戦犯を祀っていることから、近隣諸国である中国や韓国から批判を受けることが多いです。韓国政府は「深い失望と遺憾」を表明し、日本に対して歴史を直視し、真摯な反省を求めています。

国内に目を向けると、戦争の記憶が薄れつつある中で、靖国神社への参拝が増加していることに対する懸念もあります。毎日新聞の社説は、歴史の教訓を未来に生かすために、積極的な平和構築の姿勢を取るべきだと訴えています。

このように、靖国神社への参拝は日本国内外で多くの議論を呼んでおり、戦争の記憶とその伝承のあり方が問われています。今後もこの問題は、国内外の政治や外交において重要なテーマであり続けるでしょう。

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